石塚貝塚

  • 所在地:豊橋市花田町字石塚
  • 種 別:埋蔵文化財包蔵地-貝塚
  • 時 期:縄文時代

解説

豊川下流の左岸、標高8メートルほどの台地縁辺部に所在する縄文時代前期の貝塚で、東三河では最も古い時期のものです。貝塚は縄文海進の影響を受け、鹹水(かんすい)系の貝塚では最も内陸部に位置しています。 発掘調査は昭和30年代に数回行われています。貝層は2層に分かれ、下層はハイガイを主体としていましたが、上層はハマグリ主体と変化していました。出土した遺物には、縄文土器、打製石斧、石錘や子供の人骨があります。特に縄文土器は、前期のもので厚さが3ミリほどと非常に薄いものです。 石塚貝塚は市街地にあるため、現在では宅地になっており、現地に貝塚の面影を見いだすのは難しいです。

出土土器

石塚貝塚出土土器

石塚貝塚出土土器

この記事は 2024年02月08日に更新されました。

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