葦毛湿原
国指定天然記念物
所在地 豊橋市岩崎町字長尾・南山
指定年月日 令和3年10月11日
葦毛湿原は弓張山系の山麓、標高60~70メートルの緩斜面にできた湿原です。この地は、岩盤が地表近くにあるため雨水が地中深くにしみこまず、また地下水が湧出することで湿原が形成されています。
湿原植物の大部分はヌマガヤ群落で占められ、このほかシラタマホシクサ群落、イヌツゲ群落、ハンノキ群落などがあります。特に分布が伊勢湾周辺に限定される、ミカワバイケイソウやカザグルマなどの周伊勢湾要素植物も見られ、学術上非常に貴重な湿原であるといえます。
葦毛湿原では、3月~11月の間に様々な湿地植物が開花しますが、特に9月になると一面に咲き誇るシラタマホシクサは、この湿原の代表とも言える植物です。

葦毛湿原(植生回復作業後)
葦毛湿原パンフレット(平成25年度版 PDF:2.43MB)
葦毛湿原パンフレット(平成20年度版 PDF:1.87MB)
葦毛湿原が国指定天然記念物になりました(令和3年10月13日)
葦毛通信
葦毛湿原で2013年1月から行っている大規模植生回復作業に伴い、ボランティアの方々との情報共有や植生回復作業の情報を公開するために2013年11月5日から葦毛通信を発行しています。月1回程度を目標に不定期で刊行しています。
内容は、大規模植生回復作業の内容や経過、作業が終わった地点のモニタリング報告、植生回復に関する考え方や様々な意見等です。大規模植生回復作業をより良い形で進めるために、できる限り早く情報を発信しています。

葦毛湿原(植生回復作業前)

葦毛湿原(植生回復作業後)
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
葦毛通信No.101 (10月22日 PDF:0.98MB)
葦毛通信No.104 (12月21日 PDF:1.31MB)
2021年
葦毛通信No.115 (10月13日 PDF:1.18MB)
葦毛通信No.116 (11月15日 PDF:1.04MB)
葦毛通信No.118 (12月20日 PDF:1.05MB)
2022年
葦毛通信No.130 (10月17日 PDF:1.40MB)
この記事は2023年01月19日に更新されました。