豊橋のナガバノイシモチソウ自生地
ナガバノイシモチソウはモウセンゴケ科の一年生食虫植物で、白花と赤花の2種に分類されます。このうち、赤花種については市内の幸公園と豊明市にのみ自生しており、ともに愛知県の天然記念物に指定されています。
豊橋のナガバノイシモチソウは昭和46(1971)年6月18日に星野清治によって、長三池のほとりで発見されました。発見当時は智光寮という施設の庭で、適度に除草され管理されていたために、ナガバノイシモチソウは他の強い植物に負けることなく、生き延びることができていたと考えられます。すぐ南には長三池があり、適度な湿り気が保たれていたことも幸いしました。しかし、区画整理事業が進み、長三池は埋め立てられて半分ほどの大きさになり、自生地のある岸もコンクリートの護岸がつくられ、水辺から遠ざけられてしまいました。
周辺開発が進んだことで、ナガバノイシモチソウが生き延びていくには厳しい環境となったため、豊橋市は幸公園北隅の自生地を平成5年12月3日に市の天然記念物に指定し、周辺をフェンスで囲うとともに散水などの保全活動を続けています。
同指定地は令和3年8月6日、愛知県の天然記念物に指定されました。


この記事は 2026年07月02日に更新されました。