磯辺王塚古墳出土品

  • 時 期:古墳時代後期(約1400年前)
  • 種 別:考古資料-飾大刀、耳環、玉類
  • 出土地:磯辺王塚古墳
  • 所 蔵:豊橋市美術博物館

飾大刀の一部(左)と豊富な装身具(右)

飾大刀の一部(左)と豊富な装身具(右)

解説

磯辺王塚古墳の副葬品の中でも特筆されるのは、金や銀で飾られた4振りの飾大刀(かざりたち)です。飾大刀は当時の畿内政権が地方の有力者に与えたもので、4振りも出土したのは東海地方最多の例となります。またわずかな破片から、金銅で飾られた馬具があったことも分かっています。 このほか、装身具のバラエティーには目を見張るものがあります。ガラス製の2種類のトンボ玉や銀製の空玉(うつろだま)、今なお輝きの薄れない耳環など、副葬品の内容は愛知県内で有数のものと言えるでしょう。

この記事は 2024年02月08日に更新されました。

arrow_drop_up ページの先頭へ arrow_left 前のページへ