古代瓦

  • 時 代:奈良時代(約1300~1200年前)
  • 種 別:考古資料-瓦
  • 所 蔵:豊橋市美術博物館

古代瓦

古代瓦

解説

瓦は家の屋根に葺かれるもので、今では一般の家庭にも普通に見られますが、古代では寺院などの特殊な建物だけに使われていました。 日本で最初に建てられた瓦葺きの建物は、現在の奈良県高市郡明日香村にある飛鳥寺で推古天皇の4年、西暦では596年に完成しました。飛鳥寺の瓦を作ったのは朝鮮半島の百済という国から来た4人の技術者でした。 市道遺跡の古代寺院(市道廃寺)は、8世紀初めごろから10世紀ごろまでの長い間続いた古代の寺院で、各時期の瓦が出土しています。最初に作られた瓦に は、素弁八葉の蓮華文(ハスの花の文様)があります。金堂の屋根に葺かれたもので、豊橋市内で発掘されたものとしては最古の瓦です。

この記事は 2024年02月08日に更新されました。

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